【解説】インフルエンザとは!


こんにちは!薬剤師芸人の三部透(みべとおる)です。

今回はインフルエンザについて解説したいと思います!

インフルエンザとは


まずインフルエンザとは、「ウィルス」という種類のスゴク小さな病原体が原因の病気です。
季節性の病気でして、インフルエンザという名前の由来も、もともとイタリアが語源だったりします。

ピザをピッツァァ!と言うように、

インフルエンザもインフルエンッツァァ!って呼んでるようです。

そして毎回同じタイミングで同じような症状の病気が流行ることから
イタリアの星占いさんたちが「星の影響だ!」ということで、「影響」からinfluenzaと名付けそうです。

インフルエン座!みたいな感じですね

ウィルスの特徴


また実はウィルスは細菌よりも小さく、細菌の大きさが約1μmに対してウィルスが約0.1μm。

つまり細菌と比べるとウィルスは約1/10小さいのです!

大きさを具体的に例えると、

私たち人間(165cm)が細菌だとしたら、今手に持ってるスマホがウィルスみたいな感じです!

 

なので他人からの感染を防ぐという点では、家庭用マスクでは完全に防ぐことは出来ません。
家庭用マスクのフィルター繊維には5μmぐらいの隙間(網目)があるため、ウィルス単体では通り抜けてしまいます!


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(N95やナノフィルターは目の細かいマスクです。)


またマスクが顔の形にフィットせずに出来る、鼻や頬とマスクとの隙間にウィルスが入り感染することもあり、外部からのウィルスを完全に防ぐことは出来ません。

ことインフルエンザにおいてマスクの本当の意味は、

感染した人がくしゃみや咳等で他人に感染をさせないことだと思います!

くしゃみや咳等で出るウィルス飛沫は水分が含まれており、その大きさが5μm以上なのでマスクの内側で捕獲されやすくなります。

 

また細菌は自分で増殖できるのですが、ウィルスは自分で増殖できる能力がありません。
ですので人の細胞などに入り込んで、その細胞の増殖機構を利用してウィルスを増やしていきます。

細菌と違いウィルスなので抗生物質(抗菌薬)は効きません。治療は抗ウィルス薬を使用します。

 インフルエンザウィルスの種類


インフルエンザウィルスには大きく分けてA型・B型・C型3種類があり、通常流行るインフルエンザはA型・B型の2種類です。

C型は鼻水が増える程度で健康上に問題はないことが多いようです。→そのためワクチンにはC型を対象としていません。

 〇A型:ヒト・ブタ・トリにも感染。

     症状も重いものが多い。まず最初に流行る

 〇B型:ヒトのみ感染。

     消化器症状が多い。A型の次に流行り始める

 〇C型:ヒトのみ感染。

     症状は軽い。


●A型インフルエンザウィルスには、人の細胞に入ってウィルスを増やすための
 特別なたんぱく質を持っています。ノイラミニダーゼ(NA)ヘマグルチニン(HA)の2種類です。

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ヘマグルチニンは、インフルエンザウィルスが人の細胞に入る手助けをし、

ノイラミニダーゼは、細胞の中に入り複製されたウィルスを細胞から外に拡散させる働きをします。

A型のインフルエンザにはHAとNAの数だけ「亜型」というものが存在しており、他の型のウィルスと比べて多様性を持っています。

このたんぱく質2種類によって亜型の組み合わせが決まり、例えばHAの1番とNAの1番が組み合わさったH1N1があります。(昔に流行ったスペインかぜや2009年の新型インフルエンザとされています。)

HAが16種、NAが9種ありその組み合わせは16×9の144種あるとされており、

このようにA型には亜型がたくさんあるため、予防接種をしても型が合わずに発病してしまうケースがあります。(もちろん、予防接種によって100%防げるものではないのですが。。。)

●B型インフルエンザにはHAとNAが1種類ずつしかなく、変異することもあまりなく爆発的流行はしません。また症状として下痢や腹痛などの消化器症状が多いようです。 

インフルエンザと風邪の症状の違い


インフルエンザは風邪と症状が似ています。
どちらも発熱や喉の痛み、咳、鼻水が共通症状として現れます。

主な違いとしてはインフルエンザは全身症状(体のだるさ、筋肉痛)と38度以上の高熱が特徴です。

風邪は体のだるさや筋肉痛はあまりありません。


また目の充血があった場合は、インフルエンザと風邪どちらでも現れることがありますのでご注意ください。

つまり、高熱、全身のだるさ・筋肉痛インフルエンザの疑いあり!

熱が低くてもインフルエンザの時がありますので、ぜひ病院に行って検査してもらいましょう。

インフルエンザの対策


 

①予防接種

インフルエンザの予防の基本として、流行前のインフルエンザワクチンの予防接種があります!

WHO(世界保健機関)ではインフルエンザワクチンを推奨しております。

https://www.japan-who.or.jp/act/factsheet/211.pdf

また厚労省もホームページのQ&Aにて 「ワクチンの効果、有効性について教えてください。」という質問に対してこのように答えています。


 現行のインフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません。しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。

 

インフルエンザワクチンの予防接種をすれば必ず感染しなくなる、というわけではありませんが、感染した際に症状が重くなるのを防いでくれます。


またアレルギーなどで予防接種を受けれない人に、インフルエンザを移す確率を減らすためにも
予防接種を受けれる人は受けた方がいいと思います!

②手洗い・うがい・マスク


そしてインフルエンザが感染するのに2通りありまして、飛沫感染接触感染があります。

「飛沫感染」はインフルエンザ感染者のくしゃみや咳等によって飛んできたウィルス飛沫を受けて感染するルートです。

「接触感染」はドアノブや取っ手などについたウィルスに触れ、その後に顔などを触り目や鼻から感染するルートです。


つまりこの2種類の感染から防ぐ必要があります!

手洗いうがいによって接触感染を予防できます。またマスクは↑の ウィルスについて でも書いたのですが、他者からの飛沫感染は完全には防げません。

これはあくまで個人的な意見でデータはないのですが、マスクをすることによって顔に触れる機会が減り、手に付いたウィルスで感染するのが減ったりしないのかな、と思っております。

③加湿


インフルエンザウィルスは乾燥を好み、湿度が高いところが苦手なので加湿器などで

部屋の湿度を40%以上高めると良いそうです。

<まとめ>

①インフルエンザは家庭用マスクでは予防できない

②予防接種はインフルエンザの予防には効果はあるが、完全には防げない

重症化を防ぐ効果はあり


見てくださった方ありがとうございます。

これからもブログを通じて有益な情報を伝えることができたらと思っていますので、

もし思う所などがありましたコメントなどで指摘してくださると幸いです。

より正しいものを提供できるように、専門家の方なども厳しい目で見てくださるとうれしいです。

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