
こんばんは!薬剤師芸人の三部透です。
今回は巷で良く聞く「ジェネリック」についてです!
そこで今回は、そもそもジェネリックってなんなの!?と言うことでわかりやすく書きます!
“ジェネリック”ってなに!?
まず言葉の意味がわからない!カタカナ難しい!
そんなときは辞書を引いてみましょう!
大辞泉によると、”ジェネリック”とは、①(商標名ではなく)一般名。総称。
とのこと!
……………
……
ますます訳わかんないすね!
わかりやすく書きますとジェネリックには、
「ブランドにとらわれない」とか「パッとしない」というニュアンスがありまして、
CMとかでやっているジェネリック医薬品というのも商標名ではなく、一般名(成分名)
で呼ばれるのでジェネリックと言われます!!!
………
えっと、自分で言っててわからなくなってしまうんですが、
例えば日用品でいいますと、
ホッチキス社が作った「ホチキス」が商標名で、「ステープラー」が一般名(成分名)です!
ジョンソン・エンド・ジョンソン社の「バンドエイド」が商標名、「ばんそうこう」が一般名。
トヨタの「プリウス」と、「自動車」
ヤマト運輸の「宅急便」と、「宅配便」などなど。

なので外国に行った際に「ホチキス取って」といっても通じません!
「ステープラー取って」と言いましょう!
ちなみに昔のNHKでは、商標名のホチキスではなく「ステープラー」と呼んでいたそうです!
つまりこの中でいうと、ジェネリックはホチキスではなくステープラー
バンドエイドではなく、ばんそうこう
プリウスではなく、自動車
宅急便ではなく、宅配便に当たります。
ジェネリック医薬品とは!?
ジェネリック医薬品とは別名:後発医薬品(こうはつ医薬品)といいまして、
文字通り ”後に発売された医薬品” です。
今現在薬局で使われている医療用医薬品には、先に開発された「先発医薬品」と、
先発医薬品と同じ有効成分を使った「後発医薬品」の2種類がありまして、
この後発医薬品を医療従事者たちが「ジェネリック」と呼んでいます。

例えば、ロキソニンていう痛み止めを飲んだことがあると思うのですが、
こちらは先発医薬品でして、薬として効果がある成分はロキソプロフェンといいます。
こちらの有効成分のロキソプロフェンを開発した際に、
製薬企業は特許を取るのですが、有効成分の特許が切れて他の会社が真似て作ったものがジェネリック医薬品です!
結局、先発医薬品とジェネリックってどう違うの!?
先発医薬品とジェネリックは、特許が切れたものを真似て作っているので
全く同じものだと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが実はですね、ジェネリックと先発品は100%同じものではないのです!
有効成分の特許が切れているので、成分に関しては全く同じものが使えるのですが、
成分の周りを覆う添加物などは特許が切れていないこともあり
先発医薬品と違うものを使っていることがあります!

つまり中身は一緒だけど、外身が違うといった感じです!
先発医薬品とジェネリックの違いをわかりやすく例えますと、
「唐揚げと竜田揚げ」と同じ関係性ですね!
唐揚げと竜田揚げは、中身が鶏肉で一緒で、
外身が小麦粉と片栗粉で違うそうです!
「関東桜餅と関西桜餅(長命寺と道明寺)」
桜餅は中身のあんこが一緒で、
外身はこのようにクレープ状のものと、おはぎのようなかんじで異なります!
「おすぎさんとピーコさんの逆」

中身は違く、外見は一緒ですもんね!
「かき氷シロップの色違い」

有名かもしれませんが、
かき氷シロップは中身は一緒で、着色料だけが違うそうです!!!
色だけでブルーハワイの味になるってスゴイ不思議ですよね!
ジェネリックで使われている添加物もちゃんと、国の審査に合格したものなので心配はいりませんが、まれにアレルギーを起こす方もいらっしゃるようです。
今回はここまでです!
読んで下さりありがとうございます!!!
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