すごいよ!!細菌さん【ペニシリン♪】



悪者イメージの細菌ですが、

今回は私たちの意外なところで活躍してくれている細菌たちの紹介です!

*タイトルは漫画のパロディで、ペニシリンは出てきません!すみません!!!

ナタデココ

ナタデココ


今ではタピオカに取って代わってしまったナタデココですが、
実はなんと細菌が生み出した食べ物なんです!


ナタデココはスペイン語で「ナタ・デ・ココ」といって、

”ナタ”は膜・”デ”は~の、”ココ”はココナッツを意味します。



つまり私たちが食べているナタデココとは「ココナッツの膜」のことで、

その膜を作っているのがナタ菌という細菌なんです!


ナタデココは、寒天やゼリーじゃなくて意外にも細菌による発酵食品だったんです!

ちなみになぜ細菌が膜を作るのかというと、
ナタ菌は好気性細菌という種類の菌で、”好気性”つまり酸素が大好きなんです!


逆に酸素がなければ生きていけません。


そんな酸素大好きナタ菌は酸素の多い液面に集まり、
乾燥から防ごうとセルロースで膜を張るんです!!!

それを私たちがおいしく頂いてるということですね!


このセルロースとは、糖がたくさんくっついた多糖類のひとつで
食物繊維としても知られているのですが、

物と物をくっつけたりする透明なセロハンテープも実はこのセルロースで出来ています!

*セロハン(cellophane)テープは、
 セルロース(cellulose)と透明な…を意味するディアファン(diaphane)の造語です。


つまり今までセロファンテープの仲間を食べてたんですね!


ナタデココの作り方



ではそんな細菌が作る、ナタデココの実際の作り方をご紹介します。
(↓の動画を見ると発酵食品がだということがよく分かります!)

https://www.youtube.com/watch?v=xEA-9NEgT7w&feature=emb_title



①まずココナッツの固形胚乳*を取り出し絞ります。
 すると白く濁ったココナッツミルクが出来ます。

②ココナッツミルクに砂糖、水、そしてナタ菌を加えます。

③7日間発酵すると、ココナッツミルクの上に膜が張ります。

④そしてその膜をサイコロ状に切ったら、ついにナタデココの完成!


ゼリーや寒天を使わない変わった作り方なんです!
(ちなみにナタ菌はフィリピンが輸出規制して手に入らないためご自身で作ることは難しいです…)



実は白くてきれいな雪も細菌が作り出していたりするんです!

雪になるには-7℃以下の温度と、
凍るきっかけとなる氷の核(チリやホコリなど)が必要なのですが、

-3℃の比較的高い温度で雪になることがあります!


実はそれはシュードモナス・シリンガエという、

通常よりも高い温度で水分を凍らせることが出来る細菌が氷の核となっているんです!!!


この細菌は氷核活性細菌といって、水滴の核になることで
通常よりも高い温度で水分を凍らせ雪や霜を作ります。


つまり、ホコリやチリでは雪にするのに-7℃以下必要なのに対して、
氷核活性細菌では-3℃で雪に変えられるんです!

この特性を活かしてスキー場では乾燥したシュードモナス・シリンガエを混ぜることによって、
暖冬で雪が降らない状況でもスキー場を経営することが出来るんです!


つまりスキー場では細菌の上を滑ってたんですね!!!

ちなみに使用されている細菌は非病原性のため、口に含んでも安全です!

世界で最初に雪を作った日本人


出典:ウィペメディア・コモンズ(Wikimedia・Commons)
公表日:2020/02/21


実は世界で初めて人工雪を作ったのは日本人の中谷宇吉郎さんという方なんです!


この方は温度水蒸気の量を変えることによって

様々な形の結晶を作ることが出来ることを発見しました。

中谷宇吉郎 雪の科学館より



中谷宇吉郎さんは気象条件で結晶の形が変わることから、

本の中で雪は天から送られた手紙である。という言葉を残しました。


本当にオシャレですね!


あの雪の結晶のイメージも中谷さんのおかげなんですね!

雪・霜・ひょう・あられ・みぞれ・きり・もや…どう違うの?


また寒い時期に起きるさまざまな気象現象は細かく定義されています!

①「雪と霜」は、水蒸気の気体から個体に直接変わる「昇華」で出来ます。
ふたつの気象現象は、出来る位置で変わります。

ちなみに氷は液体から固体に変わる「凝固」で出来ます。

“雪”は上空の水蒸気から昇華したもの、
“霜”は地上付近の水蒸気から昇華したものです。

つまり”霜”は、地上付近の雪のようなものなんです。

そして「霜柱」は地上の水分が凝固して氷になったもので、霜とは出来方が全く違うものなんです!

②”ひょう”や”あられ”は、上昇気流によって雪が溶けて固まって溶けて固まってを
繰り返し大きくなった氷の粒で、具体的には大きさで分けられています。

“ひょう”は直径5mm以上、”あられ”は5mm未満です。

”みぞれ”は溶けかかった雪です。

③きりやもやはどちらも空気中の水の粒のことなのですが、視界の悪さで決まります。

“きり”は1kmから先が見えず
”もや”は10kmから先が見えないようなものを言います。

また”かすみ”や”朧(おぼろ)”は気象用語ではないのですが、春の季語で薄い雲のように見えることを言います。そして時間帯で分けられていて、

昼に見えるものを“かすみ”、夜に見えるものを“おぼろ”といいます。

イエローストーン国立公園



そしてイエローストーン国立公園で有名な色鮮やかな七色は、
実は細菌によるものだったんです!!!

(厳密には”古細菌”という細菌とは少し異なった微生物です。)

この写真の場所はイエローストーン国立公園の中の「グランド・プリズマティック・スプリング」といって、70℃の熱い水が湧き出る”熱水泉”として知られています。

通常であれば熱水で死滅してしまう細菌ですが、

特別に熱に強い細菌達が集まりきれいな七色を作り出しています!


例えると熱に強い台所のヌメリが集まっているようなものなんです!

そう思うとちょっと汚いですね(笑)


また中央の青い場所は、温度が高すぎるため細菌が生息できずに無菌状態となっていて、

細菌ではなく水本来の青色を示しています。


つまり中央の青い場所以外は全て細菌の塊なんですね!


以上で「すごいよ!!細菌さん【ペニシリン♪】」でした!
ペニシリンは出てこなくてすみません!ただのパロディです(笑)

読んで下さりありがとうございました!

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