【薬剤師芸人が解説】アンサングシンデレラ8話


こんにちは!いまだに肩幅を理解できずにドアにぶつかりまくっている薬剤師芸人です!

今回は、アンサング・シンデレラ第8話をわかりやすく解説したいと思います!
前回同様いい話でしたね!

在宅医療

突然休暇をとることになった”調剤の魔術師”こと荒神さん。
しかし、薬剤部のメンバーはその理由が手品の練習ということに納得出来ません。

一方で、調剤薬局で在宅医療の研修をすることになった葵みどりが患者の家へ伺っていると、なんとそこには荒神さんの姿がありました。

荒神さんの休暇の理由とはいったい…



今回。荒神さんが突然休暇をとったのは、大腸がんを患っている奥様の希望で在宅医療になったからでした。奥様は8年前に大腸がんを患い治療していたのですが、半年前に再発し肝臓、肺、脳にも転移しており、意識混濁やせん妄もある状態でした。

ちなみに、がんが再発した際に肺、肝臓、脳に転移したのは、それらの臓器が特に血液の流れが多くがん細胞が流れつきやすいからです。

大腸がん



大腸がんとは、その名の通り大腸(結腸・直腸)に発生したもので、日本人がかかるがんのなかでも最も多いです。大腸は食べ物の水分を吸収したり、ウンチを出す働きがあります。焼肉で言うと「シマチョウ」に当たります。ちなみに「マルチョウ」は小腸ですね。



大腸がんの症状として、血便(大腸や肛門からの出血)や腹痛、下痢や便秘の繰り返しなどがあるのですが、同じくおしりから血が出る「痔」と自己判断して病院にかからないケースもあるので、血が出たらちゃんと病院にかかることが大切です。

せん妄



せん妄とは、脳が正常に機能しないことによる軽い意識障害です。

軽い意識障害は簡単にいうと、朝寝坊してバイト先から電話でたたき起こされた状態のような感じです。判断もまともに出来ず、今が何日・何時かわからなくなりますよね。

これ以外にも幻覚が見えたり、感情的になったりします。



せん妄は、家族はもちろん患者さん本人も苦痛を感じるため、薬を使い鎮静(苦痛や不安を和らげる)させることがあります。今回使用されたミタゾラムはペンゾジアゼピン系という脳の機能を抑えて落ち着かせる薬で、全身麻酔の導入・維持などに使用されます。



調剤薬局は地域に密着した活動を行うことが出来るのが良いところだと思います。個人的には、病院の医療従事者と連携して在宅医療を支援していくことがこれから増えていったらいいなと思っています。


子供に大人の薬をのませたらなんでダメなの?

アレルギー性鼻炎に悩む増田航平さん。
相原くるみは高頻度で来局する航平さんに疑問を持ちます。

実は、彼はハウスダストアレルギーで苦しむ息子に自分が処方された薬を飲ませていました。それに対してくるみは、処方された薬を子供に飲ませてはいけない説明をするがまともに聞いて貰えません。

そもそも、なぜ大人の薬を子供に飲ませたらダメなのか…



今回、増田航平さんに処方されたのはセレスタミンという薬でした。

セレスタミンは「ステロイド」と「抗アレルギー薬」が含まれたもので、じんましんやアレルギー性鼻炎に使用されます。

ステロイドとは、副腎という腎臓の上にちょこんと乗っかっている臓器から出る成分のことです。「ステロイドは危険」とよく言われますが、実際は体の中で作られている成分なんですね。


ステロイドはとんでもなく優秀な効果を持っており、医療現場では絶対に欠かすことの出来ない薬ですが、これだけ効果がある分副作用もあるんです。

それが今回のドラマで扱われた「ステロイドによる成長障害」です。



小児(7~15才未満)はステロイドによって、発育が抑制されてしまうことがあります。原因ははっきりしてないのですが、骨が形成されにくくなってしまうためのようです。

このようなことがあるので、大人に出された薬をそのまま子供が飲んではいけないんですね。


以上、「アンサングシンデレラ第8話」でした!
読んで下さりありがとうございます!!!

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