【薬剤師芸人が解説】アンサング・シンデレラ第10話

こんにちは!
サンドイッチを取り出すときに、毎回具の方に指を突っ込んでしまう薬剤師芸人です!

今回は、アンサングシンデレラ第10話をわかりやすく解説してみました!


瀬野さんのがんとは?

勤務中に突然血を吐いて倒れた瀬野章吾。
萬津総合病院で検査し、重複がん(肺がん・食道がん・副腎がん)であることが判明した。

これからどのように治療をするのか…



ドラマの8話目から不穏な空気を漂わせていた瀬野さんですが、9話で重複癌(食道がん・肺がん・副腎がん)にかかっていたことがわかりました。実は瀬野さんの母親である瀬野佐緒里もがんで亡くなっていたため、遺伝性の可能性があったようです。

重複がん


「重複がん」とは異なる臓器に出来たがんのことです。

重複がんは転移性がんと違って、がんが血管やリンパ管を通じて別の臓器で発生したものではなく、発病原因が臓器にあるものをいいます。



標準治療



瀬野さんは肺がん・食道がん・副腎がんを患っていることが判明し、萬津総合病院で治療を行いました。この中でも副腎がんには標準治療(科学的根拠のある治療)が現在ないとのことでした。

そのため、肺がん・食道がんには「エスワン」という抗がん剤を使用し、副腎がんには「ミトタン」というホルモン療法の薬を使用していました。その結果、ミトタンがあまり効かず治験薬を利用することになりました。

「エスワン」とはがんの標準治療ではよく使われる薬です。3種類の薬が配合されていて、正確には「テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤」といいます。

このうち最も重要な成分が「テガフール」という薬で、これはDNAを作るのに必要な成分と構造が非常に似ています。そのため、がん細胞が誤ってテガフールを取りこみ、DNAはそれ以上増殖することが出来なくなってしまうんです。



一方で「ミトタン」は副腎の組織を壊すことが出来るため、副腎に出来た腫瘍を小さくします。
ミトタンは、現在では使われなくなった殺虫剤「DDD」が犬の副腎皮質を壊すことをきっかけに作られました。つまり、もともとは殺虫剤が基本だったんですね。

ちなみに「DDD」は環境問題を発表した「沈黙の春」でやりだまに上げられた殺虫剤の仲間でもあります。




以上、アンサング・シンデレラ第10話でした!
読んで下さりありがとうございました!!!

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